歳末たすけあい運動は、共同募金運動の一環として地域住民やボランティア、民生委員・児童委員、社会福祉施設、社会福祉協議会等の関係機関・団体の協力のもと、新たな年を迎える時期に、支援を必要とする人たちが地域で安心して暮らすことができるよう、住民の参加や理解を得てさまざまな福祉活動を重点的に展開するものです。
この運動は、1906年(明治39年)に大阪毎日新聞が「歳末同情募金」を集めたのが始まりとされており、その後方面委員(民生委員の前身)が中心となって、全国的に「歳末同情募金」を募り、義援金品の配布を行っていました。
元々は、共同募金運動とは別の取り組みでしたが、厚生省が昭和34年に通知した「昭和34年度共同募金運動について」より、歳末たすけあい運動は、共同募金の一環として取り組まれるようになりました。
運動の発端が、年を越せない人のために金品を持ち寄る活動であったため、歳末たすけあい運動では、当年度中に募金と配分を行うこと、配分内容として見舞金の配分があることなど、共同募金と異なる取り扱いが今も残っています。
○運動期間 : 12月1日から12月31日まで